ひな祭りって、何をすればいいんだろう?
そもそもひな祭りが始まった理由は?
そんな疑問を持ったので、調べてみました。
ぜひ最後までよろしくお願いします!
ひな祭りとは
ひな祭りとは、一言でいうと
「女の子の健やかな成長と健康を願う」ことだそうです。
3月3日は「桃の節句」という行事があります。
ひな祭りは何をする?
小さいころは、家にひな人形が飾られていた記憶があるけど、
そもそもひな祭りは何をすればいいのでしょうか。
- ひな人形を飾る
- おめでたい物を食べる
- お祝いをする
簡単にまとめると、上記の3つのことを行うそうです。
順番に解説していきます。
ひな人形をかざる
※2024年 佐賀城下ひなまつりの時の写真
家の広さや事情によって飾る大きさは様々ですが、
七段かざりという飾り方があります。
奇数を吉とする考え方から、五段や七段の奇数を段数にしているそうです。
最上段には内裏びな(お殿様、お姫様)を飾ります。
拝啓には金屛風、そしてぼんぼりや桃花酒、または白酒などを飾ります。
実は、関東と京都や関西の一部では、
男雛と女雛の位置が逆になるらしいです。
☆関東では、向かって左側に男雛、右側が女雛
☆京都や関西の一部は、向かって右側に男雛、左側に女雛
関東では、皇室のルールで向かって左側に男雛が来ているそうです。
天皇は必ず左側に立たれていますよね。
このルールは、西洋式のルールでもあるそうです。
京都では、昔のルールでこのような位置になっているそうです。
むかしは、「左方上位」(左の方が位が高い)という考えを持っており、
左大臣と右大臣では、左大臣の方が位が高かったそうです。
神社で手水を使う時に、左手から清めるのも同じ理由です。
地域によってそれぞれのルールがありますが、
特に決まりはないみたいですね。
ひな人形はいつ飾って、いつ片づける?
飾る時期は、だいたい2月中旬くらい~だそうですが、
特に決まりはないそうです。
遅くてもひな祭りの1週間くらい前から飾ればOKだそうです。
ひな人形を片付けるタイミングは、早いほうが良いと言われています。
その理由は、
- 厄払いの身代わりになった人形をいつまでも置いておくのは、良くないから
- ひな人形を結婚の象徴とし、早く片付ける事で早くお嫁にいけると考えらえるから
しかし、特に決まりはなく、湿気があるとカビが発生しやすいので、
天気のいい日に片づけると良いそうです。
おめでたい物を食べる
食べることが大好きなので、
何を食べるのか気になっていました!
具体的には、何を食べるのかというと
- ひなあられ
- ちらし寿し
- ハマグリのお吸い物
- ひし餅
- 白酒または甘酒
ひなあられ
ひなあられは、江戸時代のころ麦餅を小さく砕いて餅ったおかきだったそうです。
現在は、関東では甘みのあるポン菓子、関西では塩味のおかきを食べているそうです。
色は、ピンク、白、緑、黄色で、四季の色です。
一年を通しいて女の子の健やかな成長と幸せを願うという意味が込められています。
ちらし寿し
起源は、はっきりとわかっていないそうです。
すし飯の中、あるいは上に様々な具を「散らす」という意味で「ちらし」と呼ばれています。
ちらし寿しの具材にも意味があります。
えび→腰が曲がるまで長生き
レンコン→遠くまで見通せるように
綿糸卵→黄身と白身が金銀財宝を表している
意味がわかると、面白いですね!
ハマグリのお吸い物
ハマグリの貝殻は2つが対になって、別の貝殻だと合わないため、
「夫婦が仲良く添い遂げる」という意味を持っています。
ひし餅
白(残雪)、緑(新緑)、黄(菜の花)、紅(桃の花)の季節を表す色の餅を
ひし形に切り重ねたお菓子です。
白酒または甘酒
白酒を飲むようになった説はいくつかあります。
女性たちの災厄をはらうために飲むようになった、
または老舗の酒造が桃の節句に白酒を売り出して人気になったそうです。
白酒はアルコールが入って子どもが飲めないので、甘酒で対応をすることがあります。
初節句は何をする?
初節句は、赤ちゃんの成長を願ったり、厄除けをするため
神社や寺院で祈願をしてもらう地域もあるそうですが、
親戚や知人、友人で集まり、お祝いや所食事を楽しむそうです。
特に決まりはないので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
ママさんやパパさん、お子さんの体調に合わせて楽しんだらいいと思います。
ひな祭りはいつから何のために始まったの?
ひな祭りにすることを書いていきましたが、そもそもひな祭りはどうやって始まったのか、
気になって調べてみました。
こちらもいくつか諸説があるそうです。
ひな祭りの起源は、中国の「漢」の時代から
中国の漢の時代、徐肇(じょじょ)という男がいました。
徐肇は、3人の女児をもうけましたが、3人とも3日以内に亡くなってしまいました。
それを見た村の人が、3人の女児の亡骸を清めて、海や川などに亡骸を沈める水葬をしたとい言われています。
平安時代のひな祭りは、お祓いだった
平安時代に陰陽師(占い師)を呼びお祓いをさせ、自分の生年月日を書いた紙を流して
災難を流したと言われています。
またこの頃は、「ひいな遊び」という紙で作った人形と身の回りの道具であそぶ、今でいう「ままごと遊び」が流行りました。
これらの事が重なり「ひな祭り」になっていきました。
3月3日に行われるようになったのは室町時代から
室町時代から3月3日に行うようになり、
江戸時代の頃から「女性の祭り」として盛んにおこなわれるようになりました。
江戸時代の中期から、初節句という女の子の誕生を祝うようになりました。
とても昔からひな祭りは行われていたのですね。
ひな祭りが祝日じゃない理由
祝日が大好きな私にとって
なぜひな祭りが休日ではないのか、
いつも疑問に思っていました。
「節句」だから祝日ではない
そもそも節句とは、何でしょうか。
節句とは、「季節の節目となる日」のことを言います。
江戸時代、幕府が重要な節句を公式の祝日に制定しました。
・1月7日→人日の節句(七草の節句)
・3月3日→上巳の節句(桃の節句)
・5月5日→端午の節句(菖蒲の節句)
・7月7日→七夕の節句(星まつり)
・9月9日→重陽の節句(菊の節句)
江戸時代は、3月3日も祝日だったのに
なぜ今は祝日ではないのでしょうか
それは、明治時代の新暦が採用され、節句の祝日を廃止したからです。
変わりに「国民の祝日に関する法律」が出来ました。
ちなみに5月5日は祝日ですが、
これは「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるととともに、母に感謝する」とされており、
男の子だけのお祝いではなく、子どもの成長を祝う日にしたため、国民の祝日になっているそうです。
私も子どもがいます。
「母に感謝する」って言葉も嬉しいですが、
なにより、私の子どもになってくれてありがとうって
伝えたいです!
まとめ
最後に、ひな祭りについて簡単にまとめて
終わりにしたいと思います。
「女の子の健やかな成長と健康を願う」ことです。
ひな祭りですることは、
- ひな人形を飾る
- おめでたい物を食べる
- お祝いをする
ちなみにおめでたい食べ物は、
- ひなあられ
- ちらし寿し
- ハマグリのお吸い物
- ひし餅
- 白酒または甘酒
飾る時期は、
飾る時期は、だいたい2月中旬くらい~1週間前までに。
片付け時期は決まっていませんが、天気の良い日だとカビが発生しにくいでしょう。
ひな祭りの起源は、中国の「漢」の時代からで、
現代のようなひな祭りになったのは、江戸時代です。
ひな祭りが祝日出ない理由は、ひな祭りは「節句」であり、
「国民の休日」ではないからです。
意味がわかるのと、わからないのでは
ひな祭りの過ごし方が変わりそうですね。
私も出来る範囲で、お祝いをしたいと思います!
最後まで、ありがとうございました。
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